| 『基準値』とは? 本来『基準』であり、『値』なのですから数値は一つであると思いがちです。ところが10CFU/100ml未満とされています。『未満』なのです。
 10CFU未満だと検出不可能なのです。
 だから、『不検出』と表示されるのです。0というのは『絶対不可能』なのだそうです。
 特殊な機械で滅菌をして、絶対に菌が繁殖しない状況下(日常にはありえないです)におく、ということで初めてゼロだそうです。
 ”基準値を上回る”というのは簡単に言うと、”検査技術の限界内”ということです。
 ”基準=検査技術の限界”、つまり”検出することができる=基準値以上”なのです。
 ただ、これ以下なら絶対に大丈夫と言う数値が確定できないから僅かでも検出されたら基準値以上となるのです。
 『××倍』10CFU”未満”ということは1〜9CFUということです。どの数字の××倍なんでしょうか? 新聞等での『基準値の××倍』という表現が如何に無茶なものであるかということです。
 おそらく9を基準としているのではないかと思いますが、正しい表現ではありません。
 たとえば90CFU/100mlが検出されたら・・・ 1CFUを基準として計算すれば90倍、9CFUを基準として計算すれば10倍ということです。 
        基準値に”未満”という言葉がある以上、”××倍”という表現は不適切なのです。
 『安全な基準は???』これは現在のところわからないそうです、非常に難しいとの事です。例えば、酒もたばこもたしなまない20代と両方たしなむ70代では条件が全然異なります。
 また、酒もタバコもたしなむ20代と両方たしなまない70代ではさらに複雑に感じます。
 レジオネラ菌は浴槽内においては繁殖しにくいそうです。
 アメーバや体内では増殖スピードが速いそうです。
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