一人旅歓迎の宿

飲泉について

飲泉とその効能

温泉の楽しみ方、というより温泉の活用の仕方の一つとして飲泉があります。
以前は、鹿教湯の温泉分析書でも飲泉の効能としては、食欲増進とか整腸作用くらいの表現でした。
しかし、数年前の温泉分析により便秘が効能として表示されるようになりました。

実は、温泉分析書で便秘の効能が謳われる以前より滞在のお客様の多くから反応がありました。
「一晩でお通じがよくなった!」 分析書を基準としてお話することが多かったので
「便秘に効くという事はないと思いますけれど」とか 「整腸作用の関係でしょうか」
くらいにしかお返事しておりませんでした。
分析書になくてもお客様が既に体感なさっていたのです。 尚、飲泉の効果等は人それぞれです。

全ての温泉が飲用可能なのでしょうか?

当然、泉質によっては飲用に適さないところもあります。
 強酸性泉の場合は時として歯のエナメル質を溶かしてしまうと聞いたことがあります。

かつて、その温泉の源泉浴槽のお湯を頬に当てたら頬骨の辺が赤くなってしまいました。
『ほろ酔い』のような状態になったのです。帰路何度も水で洗顔したのですが効果は殆ど見られませんでした。
このままシミになるのかと思ったほどでしたが、帰宅後温泉で顔を洗ったらスッとひきました。
中和されたのか・・なんだか妙な気分でした。

又、飲用することによって胃腸病に効くと言う温泉もあります。

鹿教湯の泉質は飲用に適しています。

ただ、飲用に適した泉質でも全てが飲用可能というわけではありません。
以前はよく、循環した温泉を湯口から出しているところをみかけたことがあります。
最近は保健所が、循環した温泉を湯口から出しているところは《飲用不可》の表示をするように指導しているようです。
まあ、それでも循環か否か確認の上で飲用なさるのがよろしいでしょう。

私の両親がとある宿泊施設で《飲用不可》の表示が『はずれていた』のを見たことがあるそうです。
しかも、それ一枚ではなく、『他のもはずれていた』そうです。
当館では廊下の全ての洗面台でも新鮮な温泉が出ます。
別のページでも触れていますが、ポットも基本的に温泉を沸かしてお届けしております。
当然、浴場の温泉も全て飲用可能です。