貯湯タンクや配管の清掃というのは、利用者にはピンとこないでしょうね。
浴槽の衛生管理に関しては私なりに最新の注意を払っています。
かけ流しで新鮮な温泉をガンガン流していますので、お湯そのものは常にきれいです。
しかし、浴槽や貯湯タンクや配管はいつまでもきれいと言うわけには当然行きません。
浴槽はしばしば塩素殺菌を行いますが、貯湯タンクやパイプは浴槽ほど容易には出来ません。
二人がかりで2時間くらいかかります。
- タンクより浴場の方が低い所にあるので通常は自然に流れていく力を利用しています。
それをポンプで強制的に送り出します。
これで、パイプの内部に付着した成分が落ちます。
- 当館に送られてくる温泉を貯湯タンクの手前で止めます(鹿教湯の温泉は源泉を統合して集中管理しています)。
- 浴槽と貯湯タンクの温泉を完全に抜きます。そして、貯湯タンク内部に入り、タンク内部の壁面を清掃します(薬品は使いません)。
- 浴場の湯口のバルブを閉めて温泉のバルブを開けて貯湯タンクに温泉を入れ始めます。
この際、塩素も投入します。
出口は閉じられていますから貯湯タンク〜使用箇所の間のパイプが殺菌されます。
- 送られてくる温泉を再度止めて、タンク内部の温泉を抜きます。
- これで、再度温泉を出してタンク清掃完了です。
当然その後は浴槽の清掃がセットでついてきますからとっても大変です。
目下、最大の悩みは窓。足場もなく、がけっぷちの風呂なので窓拭きはいつも悩みの種です。 |